羽毛ふとん産地偽装の件
先日、新聞報道であった羽毛ふとん産地偽装の件
以前より通信販売、量販店で相場より著しく安価な羽毛ふとんをたくさん見てきました。(特に通信販売はひどいです)
そこにきて、先日の新聞報道、「やっぱり、やってたか…」との思いでこの記事を読みました。
弊社では、夏場にふとんの丸洗いセールをやっているので、使用してから5年〜15年くらいの羽毛ふとんを年間300〜400枚ほど目にします。
その中にも、ヘタリの激しいものがあるのを目にしていたので、怪しい羽毛メーカーの察しはついていました。
ですので、そのようなメーカーの羽毛ふとんは取り扱いしませんでしたが、それが正解でした。
以前より、中国経由の羽毛は気を付けたほうがいい。という話は聞いていましたが、調査する時間と費用がかかるので噂で終わっていました。
例えばフランスから5トン中国へ出荷すると15トンになって出荷される。今回の報道がまさにこれです。
今回、弊社が行ったことは
①原産国の出荷量と日本への入荷量のチェック(入った量と出た量が合っているか)
実物の伝票のコピーを取り寄せ、合っているのを確認しました。
②羽毛の流通ルートの再確認(中国を経由しているか)
実物の伝票のコピーを取り寄せ、ヨーロッパ直輸入である(中国を経由していない)ことを確認しました。
③メーカーが羽毛を仕入れる商社の確認。(実際の会社名など)
伝票などから正しく輸入されていました。
弊社では、メーカーよりさらに遡り「原産国→商社」のところまで調査しましたが弊社で取り扱っている羽毛は、正しく輸入されていましたので御報告いたします。